Salt Peanuts !


ピーナッツになりたい。

訂正。

ピーナッツみたいな人になりたい。

 

 

 

先日のアンガス事変以来、

友人知人からわりとカヂ目に

心配の眼差しを向けられている中、

ルフィのノリで

        「ピーナッツになりたい」

なんて言おうものなら即病院へ連行。

オヤツがわりにお薬をカリッとな。

 

 

 

そうじゃないの、

みたいな人になりたいの。

Like a Peanuts!

ピーナッツに憧れているんだ。

 

 

 

 

ピーナッツには漢の美学が詰まってる。

 

 

 

主役にはなれないだろう。

無くてもべつに構わない、

でも少し物足りない。

あれば嬉しい、それがピーナッツ魂。

 

 

 

ピーナッツ。

柿のタネを支える名脇役

 

ピーナッツ。

哲学的思考を持つビークル犬と

巻き毛の少年が織りなす心の清涼剤。

 

ピーナッツ。

アレルゲンにもなりうる。

万人に受け入れられる必要はない。

むしろ嫌いになってくれて構わない。

「俺に関わるな、傷つくだけだぜ。」

夕陽が似合うダンディズム。

 

ピーナッツ・バター。

いや、ピーナッツ・バラー。

ライ麦パンのサンドイッチを

ジップロックに入れてリンゴと

一緒に茶色の紙袋へ。

アメリカの小学生の定番ランチ。

なんかオシャレ。

 

 

オシャレの発想が貧困。

語彙力にまで広がる格差社会

僕の脳内はブラックマンデー

知性の大暴落が止まらない。

 

 

 

閑話休題

 

 

 

陽気な気分でピーナッツ。

 

トップガン観ながら

手のひらに乗せてパシッ。

お口でキャッチ、そのままカリッ。

バドワイザーで流し込め。

墜落、炎上、ビールで消火だ。

 

 

 

切ない気分でピーナッツ。

 

「泣き顔でお別れは嫌だから、

     あなたが起きる前に出ていくね。

     今でありがとう、サヨナラ。」

 

テーブルの上には君からの書き置き。

オレンジジュースにサラダ、

僕の好きな固さのサニーサイドアップ

君が好きだったピーナッツバター・サンド。

 

せっかく用意してくれた朝食も

これが最後だと思うと・・・

ピーナッツバター・サンドを一口齧る。

戻らないあの日々の、幸せの味がした。

 

 

 

やはりピーナッツは素敵だ。

どんな場面にも相応しく、

優しさ、切なさ、愛しさ、悲しさ、

暖かさ、全ての感情を受け入れる

懐の大きさを兼ね備えている。

 

 

ソウイフ モノ二 ワタシ ハ ナリタヒ

 

 

 

 

落花生ネタだけどオチはなし

とはこれ如何に。

 

 

  

 

 

にほんブログ村 小説ブログ ショートショートへ
にほんブログ村

にほんブログ村 その他日記ブログ たわごとへ
にほんブログ村