2020-01-01から1年間の記事一覧
ちょっとした言葉の行き違いや 捉え方の相違により 要らぬイザコザが生まれるのは ままあることだ。 それが膨らみ別れの切っ掛けや 修復の効かぬ事態にまで 発展することも、 そう珍しいことではない。 上司や部下との軋轢が ここ最近になり重大化し 退職に…
その果汁を惜しげもなくガブ飲みし、 甘く煮締めた果肉をパイに包み、 シナモン風味に美味しく焼き上げ頬張る。 たった一齧りで楽園を追放される、 そんな果実を此ようゾンザイに扱う その罪はどれだけの罰を受ければ 赦されるのであろうか? ドストエフスキ…
写真は嫌いだ。 正確に言えば記念写真。 いつの頃からだろう? 進んで撮り役を買って出て 自然と写らない様に振る舞うように。 「一緒に撮ろうよ!」 そんなお誘いも 「ICPOから追われる身だからちょっと」 なんて戯言にて遠慮する。 一方、写真の素晴らしさ…
「盆 to be Wild !」 みたいな形にラッピングし直せば 少しは受け入れられたかも。 「お盆は密を避けて自然と触れ合おう!」 みたいな謳い文句で。 そう、Go To キャンペーン。 行先は何処? 帰省の自粛呼びかけとGO TOキャンペーン。 ダブルスタンダードも…
素麺、缶詰、ハムにゼリー。毎年恒例のお中元、定番に外れなし。同じ物をいくら貰っても困ることはない、嬉しい贈り物だ。ただし、定番がいつも好ましいとは限らない。例えば、上司からのテンプレお小言。 「お前が出来るのは当たり前なんだ、 お前の仕事は…
明るい材料のない世情にため息をつき、 投げ捨てたいしがらみに足を捕われ、 息も絶え絶えの毎日だけれども、 なんだかんだ言って悪いことばかりじゃない。 和義さんも唄ってた通り。 ビートルズは趣味じゃないけど、 テレビにビデオ、ステレオにギターもあ…
もう8月にもなろうというのに いつ明けるのか見当もつかぬ コロナ騒動と梅雨空。 拭いきれない憂鬱と不安、 延々と続く曇天と涙雨。 手放せなくなった傘を鞄の中に忍ばせ、 車に乗り込む。エンジンをかける前の 一時の静寂を楽しもうにも雨音の ノイズがウィ…
自粛、Stay Home、コロナ禍。 今年の流行語がどれになろうと不思議はない。 一方、俺流行語ノミネート作品は毎年同じ。 「やってられっかー!」 今年の大賞受賞も半年時点で当確だ。 いい加減殿堂入りしてもいいくらいに。 決して満足出来る待遇とは言い難い…
明日を待ちわびなくなったのはいつの頃からだろうか?Brand new tomorrow の言葉と縁遠くなって久しく感じる。 Tomrrowと言えば真っ先に浮かぶはアニー師匠と岡本真夜先生。どちらも明日への希望を声高らか、前向きに唄っている。 「明日も下らない会議か・…
暇な時や疲れ切っている時はいつだって頭の中で替え歌を作ろうとしている自分がいる。理由は知らない、というよりあったとしてもとてもじゃないがマトモな理由であるはずもない、従って意識の外に放り投げているのだろう。生物が持つ自己保身機能はまったく…
神様までもエコ思考なのかは知らないが温度調節を間違ったとしか思えぬ気温に気持ちも食欲もダウン。 仕事でのストレスが限界値を疾うに超えた溢れんばかりの心のグラスに負けじとばかりに並々と注ぐ黄金色の友達、空きっ腹にビール。 何時までたっても沸点…
初夏の候、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。 事の発端はそんなテンプレ時節の挨拶。昨今の気候変動事情を考慮し、そぐわぬ時節の挨拶にならぬ様グーグル先生に教えを乞う。 「時節の挨拶」と打ち込んだはずが「自殺の挨拶」と打…
Here come the time 夕飯時 お口に合うか? いつもドキドキ愛する人の為 アイス咥えながら始めるぜクッキング Here we go! 頭悩ませるは 毎晩のメニュー昨日の晩は クリームシチュー残ってるぜ ジャガイモ、人参 with 玉ネギよっしゃ やったるで 漲るエネル…
“Bed by the window” 面白そうなタイトルやジャケットのCDがあれば取り敢えず耳に入れてみようとしていた頃、とあるカントリーミュージシャンが作った同タイトル・テーマの曲を聞き、このお話を知ることとなった。 作り手知らずの訓話的なお話として広く語り…
暦の上ではもう夏らしい。名前負けはゴメンとばかりに数日間、頑張り続ける日差しと気温。 アイスキャンディーを齧りながら嫌々ながら手を着ける、持ち帰り仕事。部下の査定、大嫌いな仕事だ。 評価表に並ぶは無機質な記号ABC。機械的にペンを走らせれば10分…
自由な休日へ向けたささやかな準備に充てた休日。車内の清掃、積んでおくCDのチョイス。面倒くささがやる気と肩を並べるまで洗車。 飛沫のリズムに合わせて陽気な日差しがメロディーを乗せる。愛車とホースの丁度真ん中に小さな虹。 ウォークマンのスイッチ…
昔々あるところに・・・・昔話の始まりは決まってこうだ。 ストーリーを膨らませたり、お話の教訓を深読みしたりと、いつもの昔話弄りは今日はお休み。イントロに釣り合わぬエンディング故。 両手の指に収まる位の昔加減。あるところと暈すのは個人情報保護…
冬の面影が朧気な記憶に変わっていた若葉の頃暖かな日差しの下 背筋の伸びた物干し竿無機質な洗剤の芳香 ダラダラと回る洗濯機やる気のない音が面倒くさそうに響く ドラム式の槽内を 泡沫にまみれたシャツが回るグルグル グルグル 変わらぬリズムで。昼夜問…
シャララッラー シャララッラーラ数年前のある日のこと。鼻歌交じりで国道を走らせていた。ツレと一緒にドライブへ。 週末前のアフター5、せっかくだから遠出して知らない街でご当地飯でも食べようと隣県まで足を延ばすことにした。 「どんな店があるだろう…
「何ちゃらとハサミは使いよう」 少し暈すあたりは気の使いよう。 侮蔑の意味合いで誤用されることも多いこの諺であるが本来は 「切れ味の悪いハサミでも上手に使えば 物を切ることが可能であるように 人も使い方一つ、使用者の力量が試される」 上記のよう…
古代より月は神秘の象徴として崇められてきた。月の灯りは人を魅了し狂わせるというがそれは間違いだ。人はお月様の前では素直な姿を晒してしまう、ただそれだけだ。 北風と太陽の逸話にあるよう、人の本音や感情を露わにするのに必要なのは力ではない、優し…
心のギアはニュートラルに入れておく。前進・後退、あらゆる方向に柔軟に対応出来る様カーラジオからそのシンガーは唄っている。少しハスキー、力強くも繊細な歌声で。 「僕たちはお伽話に毒されていたんだ。」 危機的状況にはヒーローが、眠れるお姫様には…
ふっと一息つき、窓の外を眺めれば桜の季節になっていた。 長い冬の期間を耐え、蕾はやがて花咲かせる。 その様相は人の成長過程を彷彿とさせ、 新たな門出を祝福するのは桜を於いて他にはない。 社会情勢はもとより私的な問題から疲れきった瞳にて眺める。 …
昨日やらかした仕事での大ポカが尾を引き、 抑鬱とした気持ちで真夜中に目が覚めた。 気分を入れ替えるべく、冷水で顔を引き締める。 鏡に映った面影に妙な既視感を覚えた。 ああ、先日見たばかりの表情だったな。でも、もっと前にも見たような気が・・・思…
「おお、紙がないぞ!」 トイレの中なら悲劇の幕開け、 デマと判明した後も朝早くから ドラッグストアに並ぶ光景は喜劇そのもの。 下らないデマを流し混乱を招いたこと 自体は非難されて然りだと思う。 しかし、冷静な判断が出来ず 復旧を遅らせた当事者であ…
羊が一匹、羊が二匹、羊が三匹・・・・幾ら数えたところで眠れやしない。羊が四匹、羊が五匹 with ペーター・・・「それ違う、ペーターは山羊使いや。」セルフボケ突っ込みが豆球のオレンジ越しに虚しく映る。やはり眠れない。気を取り直して、羊が六匹、羊…
「神は自ら助くる者を助く」 なんて物知り顔で簡単に言うもんじゃない。 何もよそ様の教義に対してケチをつける つもりはない。が、考慮すべきだとも思う。 自分のことよりも周囲の人たちのことを 慮って助けを求めるという選択肢を放棄する そんな人間もい…
「Is this the justice ? 」 (これは正義ですか?) 「No. This is the weapon.」 (いいえ、これは兵器です。) 中一英語の教科書トーン、頓珍漢なやりとりだ。けれども、しばし待たれよ。Mikeの瞳の先にはこんなシーンが浮んだのでは?決戦前夜の格納庫、…
これっくらいの お弁当箱に 「おにぎり おにぎり」なのか 「おにぎりを握り」であるのか、 思いを巡らすこと数週間、答えは出ず。 ググれば?との真っ当至極の返答は無視。思考錯誤していることこそがメインディッシュ。答えは単なるデザート的立ち位置でし…
薄々、いや、明確にお判り頂いているだろう。僕は自他共に認める適当男。心の師匠を高田純二先生と仰ぐ。口癖だって適当かつ無責任なものだ。「大丈夫、人生の8割は大丈夫で出来てるから」僕が心配されて声をかけて貰う時も人から悩み事を相談された時も大…