溺れる者は藁、笑、WATER!

 

 

 

 

明るい材料のない世情にため息をつき、

投げ捨てたいしがらみに足を捕われ、

息も絶え絶えの毎日だけれども、

なんだかんだ言って悪いことばかりじゃない。

 

 

 

和義さんも唄ってた通り。

ビートルズは趣味じゃないけど、

テレビにビデオ、ステレオにギターもある。

望めばそれなりのモノには手が届く時代だ。

 

 

 

 

車の所持は当たり前、PCだって一家に一台。

子供だってスマホを持ち歩く、そんな時代だ。

まったくもって夢がある。

そりゃ冷凍餃子にも羽くらい標準装備になる訳だ。

 

 

 

 

羽が生えたら空に憧れるのは当然の摂理。

いけるさ、俺ならいけるはず、やってやるぜ!

                    「I can fly !」

 

 

「いいえ、あなたは揚げ物ではありません、

               点心です。」

すっかり水を差されてしまい、

ベチョベチョにふやけるは皮のみならず、

やる気もすっかり萎えてしまう。

 

 

 

ちゃんとパッケージをよく読めよ、

書いてあるだろ、「水不要」と。

パリパリ食感が台無しだ。

 

 

 

 

 

同じ水を差すでも

熱くなたった頭を冷静にする為なら話は別。

「びっくり水」なら大歓迎。

 

 

 

溢れんばかりのやる気が噴きこぼれ、

初期衝動という名の種火を消してしまわぬ様に

注がるるはびっくり水。優しく蕎麦を、

いや、傍で見守ってくれる人が如くに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう、生命の起源でもある

母なる海の主たる構成要素、それが水。

我々が生きていく上で必要不可欠な存在。

それは生理学的見地からだけではない、

精神的な支えとしての水もまた必要なのだ。

 

 

 

 

力士を清める「力水」

別れを告げる「死に水」

泡沫の夢に溺れる「水商売」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

水切り遊びが如く、悪意の波紋が

世情の河に広がっていく。

確立されたとは言い難い科学的根拠を

竹光が如く振りかざし行われている

特定業種への過剰なバッシングには辟易する。

 

 

 

明るい未来の見えぬ情勢により

溜まった鬱屈とした気持ちをぶつけるは

叩きやすい存在、それでいいのかい?

また、現在進行中の大失策を誤魔化す為の

スケープゴートとして扱われている、

そんな気がしてならない。

 

 

 

 

 

「水清ければ魚は住めぬ」

 

たとえ一般的な倫理観から

敬遠されがちな業種であったとしても、

その場所で活路を見出さなければいけない、

そんな事情を持った人たちもいる。

そして、

その中には素晴らしい人間もいることを、

僕は知っている。

 

 

 

石を投げる、その前に

「清濁併せ呑む」くらいの度量をもって

共存、共栄の道を模索する、

そんな意思を忘れてはいけない、そう思ふ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そう、叩きやすい存在を安易に叩く行為は

とても愚かなことだ。

そして増税しやすいところを

安易に増税するのもまた然り。

 

 

 

タバコ増税反対!分煙で共存してんじゃん!

長々とした前振りを使って言いたかったのは

結局、これ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

相変わらずの毎日を過ごしております。

こんな妄言や妄想の海に溺れながら。

そりゃすがるものは藁、否、笑、No, Water !

「サリバン先生、バスケがしたいです。」

 

 

 

 

 

 39も裕に超え、不惑の40代だってのに

~がしたいという気持ちを消せないのは

良いことなのか、悪いことなのか。

 今日も人生という迷宮にて絶賛迷子なう。

後ろ指さされ、ケラケラー笑われながら。

 

 

 

 

 

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